COBOL漬けの日だ

Java とか .Net なんかしか知らない会社の若者を相手に、時折「COBOLも読めねえんじゃモグリだろ」と年寄りの空威張りなんぞしているのだが、久々に丸一日自らCOBOLのソースを追っかけてるとさすがに疲れた。

ソフトウェアは磨耗も腐敗もしないが、それでも新しい方がいい。

古いコードには変数や手続きの名前の文字数に制約が多い。COBOL ならば、実際の文法上の制約は比較的緩やかだが、それ以外に、古きよき時代の8桁コンベンションの名残が随所にある。畢竟、ろくなコメントも無いのでイマジネーションをフルに働かせて、TRSXXXXを取引先XXXXとか、KYKXXXXを顧客XXXXだと推察するのである。

まだそれでも推察可能な単語は救われる。無味乾燥に採番したコードネーム(?)を解釈するのは、人間技ではない。(だからコンピュータに読ませているとも言う)
DWZ0012A という顧客マスターとDWZ0102C という社員マスターの違いを、一瞥で読み分けるのは老眼気味の中年プログラマーには厳しいのである。

いや、それにしても、COBOLってこんなに冗長で読みにくい言語だったけか・・・・